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航空機の呼出しが行われる。
Sは航空機がログオンしている衛星の覆域地域AES−1DはICA024bitコードを変換した8数字。
(3)この場合、航空機がその衛星覆域地域のどのGESにログオンしているかに関係無く「コール・トランスファ」機能により接続される。
(注:しかしながら、未だ他の衛星覆域にいる航空機へのコール・トランスファは出来ない。今後のATS通信の取扱いと相まって、1NMARSAT側の対応が期待される。)
3.5.3.3 AVIONICS。?NTENNAS
1)VHF⇒SATの際のNo-comm問題について(Q:全日空提出)
スイス航空からも同様な経験をしているとの報告があったが、この場合にはパイロットが「SAT」を選択すれば解決可能。又、MU(データリンク・マネージメントユニット)の新たなサービス・ブリテンに従い改修することで解決するであろうとのことであった。
(選択アルゴリズムの問題)
2)0RT(Owner Requirement Table)からの登録排除
新たに追加されたGESを航空機側の0RT(Owner Requirement Table)から自動的に外したい。
(Q:KLM航空提出)
0RT上で、当該GESを「0」にすれば0Kのはず。
安全通報を取り扱う観点から、INMARSATとしては全てのGESを登録可能とすることを進めたい。何れ、ATSの運用と言う観点からICAOの決定を待っては如何かどのコメントであった。
3.5.3.4 CABIN EQUIPMENT
今回はこの件についての質問が寄せられておらず、パネラーからの報告及び若干のQ/Aが行われた。これらのトピックスは次の通りである。
(1)多くのキャビンシステム製造者は、第3世代のデザインの物を出している。インターアクティブなハンドセット。
(2)IFE(In−Flight Equipment)の統一化については、ハンドセットのデザインが影響してくる。航空機の機体メーカとしては標準化を希望しているが、航空会社がアクセス方式の統一を嫌っている事情があるとの報告がなされた。
(3)これからは小型機用のシステムも必要になってくるであろう。
(4)電話の接続が出来ない場合の1/3は旅客のミス・ハンドリングで、ハンドセットの改良が望まれている。しかしながら、客室乗務員の訓練及び乗客へのビデオによる説明等々で成功率は大幅なアップが成されている現実がある。
(5)空⇒地の呼出し方法は特別な番号を新たに設けることなく、通常の国際電話と同様で有るべきである。
(6)ファクシミリの本格的利用は前述の通り今年末頃とのことであるが、A1R AFR1QUEからの質問に関連して、既に利用している航空会社からは、?空地間の接続時間の遅れを気になら

 

 

 

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